学校伝染病と出席停止期間について

学校保健法では、小中学校(幼稚園 保育園さらには高校をも含む)で、学校が感染の場となって児童から児童
へ伝染し蔓延するのを防ぐ目的で、患者の出席停止ないし臨時休校等の対策を教育委員会が学校医の助言の
もとで行うと規定されています。第1種 第2種 第3種に分類されますが、主に第2種 第3種が現場では
重要となります。

第2種学校伝染病と出席停止期間

  病  名 学校保健法の出席停止期間(第2種)     具体的な感染期間
インフルエンザ 解熱した後2日を経過して 発病(発熱)後7日
咽頭結膜熱 主要症状消退後2日経過して 眼、咽頭から2週間、糞便から3〜4週間排泄
ムンプス 耳下腺腫脹消失まで 発症前5日〜発症後(耳下腺腫脹後)9日
水ぼうそう すべての発疹が痂皮化するまで 発疹出現前1日〜全発疹痂皮化まで(通常7日)
風疹 発疹が消失するまで 発疹出現前5日〜発疹出現後7日
麻疹 解熱したあと3日を経過して 発疹出現前5日〜発疹出現後4,5日
百日咳 特有の咳が消失するまで カタル期〜4週間
結核 伝染のおそれがなくなるまで 結核の項参照

※法律による出席停止期間と現実での感染期間には乖離がありますが、病状には軽い重いがあり、医師の
判断で基準より早く登校させることは可能とされています。

第3種学校伝染病と出席停止期間

腸管出血性大腸菌感染症(Oー157に代表される)と眼感染症、さらに必要があって学校長が学校医と相談
して出席停止処置をとれる 溶連菌感染症、手足口病、伝染性紅斑(りんご病)、ヘルパンギーナ、マイコプラズ
マ肺炎、伝染性膿痂疹(とびひ)があげられます。
これらは、伝染のおそれがなくなるまで、と規定されています。

ただし第3種には軽症な疾患もあり、日本小児感染症学会から手足口病と伝染性紅斑(りんご病)に関しては、
主治医ないし学校医の判断で柔軟な判断を行うべきと見解が出されています。

第1種学校伝染病について

第1種学校伝染病は平成11年公布の感染症新法での第1類及び第2類感染症に相当しますが、出席停止期
間は感染症新法に定められた隔離期間とされています。

実際の国内での学校現場ではあまり遭遇しません。

エボラ出血熱、クリミアコンゴ熱、ペスト、マールブルグ熱、ラッサ熱、急性灰白髄炎(ポリオ)、コレラ、細菌性赤
痢、ジフテリア、腸チフスおよびパラチフスが規定されています。

最新情報  予防接種について