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プレイバック1998 長野
 シロウトのツブヤキ・1998長野 

    競技に詳しくもないミーハーシロウトファンが
    好き放題タワゴトを語る場所、長野編。
     (選手の皆様の敬称は略させていただいております(汗))

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 静かな開会式  それは清水の金ではじまった!  やったぁ!多英!!
 岡崎の笑顔と荻原兄弟  虜!(男子シングル)  飛翔!(ジャンプ個人ラージヒル)
 100個目の金メダル(ジャンプ団体)  力走!(ノルディック複合団体)
 メダルラッシュは最後まで(ショートトラック男子500メートル)  長野で見た夢(閉会式)

 静かな開会式 ◆
 長野オリンピックがはじまったとき、ニュースや再放送などで開会式を
 見ながら、華美すぎないことに、ほっとしながらも、少し寂しい感じも
 したのを覚えている。前回のショーみたいなアトランタオリンピックの
 エンターティメントの目立つ派手さと比べて、そう思ったのかもしれな
 い。アトランタのような演出が嫌いなわけではないが、なんとなく違和
 感をもったのも確かなので、地味かなぁと思いながらも、静謐さも悪く
 ないとも感じた。ただ世界的にみて、退屈だと思われないかな?
 ということを、勝手に心配してしまった。
 このとき、積極的に見ようと思っていたのはフィギュアスケートだけ。
 このときはまだ、自分があんなにも熱い2週間を過ごすことになるとは、
 まったく気付いてなかったのだ。

 ・選手宣誓:荻原健司
 ・最終聖火ランナー:伊藤みどり


 それは清水の金ではじまった! ◆
 2月10日、その日の夜、ニュースは「清水宏保」一色だった。
 スピードスケート男子500メートル金メダル。オリンピック新記録!
 長野オリンピックで、日本人最初のメダリストの誕生である。
 自国開催なのに、あまり盛り上がっている感じのなかったオリンピック。
 清水の金は、それまで冬季オリンピックに興味を持ってなかった人々に
 も、オリンピックが開催されているということを思いださせた。
 新しい記録、勝敗が決する瞬間が、こんなにも近くで行われていると。
 もちろん、私もそのひとりだ。
 ミーハーで単純な私は、あっという間にメディアの映像に釘づけになり
 清水のウイニングランに、走る姿の力強さに、見惚れることとなる。
 翌日から、長野オリンピックの競技を真剣に見るようになったのは
 言うまでもない。
 この日、日本列島を包んだオリンピック熱は、閉会式が終わるまで、
 いや、終わってからもしばらくの間、冷めることなく続くのである。

 ●スピードスケート(男子500メートル)
 1位:清水宏保 1分11秒35(35秒76,35秒59(五輪新))

 13位:堀井学 1分12秒78(36秒37,36秒37)
 15位:山影博明 1分12秒91(36秒61,36秒30)
 16位:黒岩敏幸 1分12秒97(36秒37,36秒60)

 やったぁ!多英!! ◆
 翌2月11日の女子モーグルで、日本人の長野熱狂が決定づけられる。
 フリースタイル、女子モーグル代表「里谷多英」が、清水に続く
 2個目の金メダルを獲得したのだ。
 冬季オリンピックでの日本人女子の金ははじめて!
 あわよくば8位入賞と言われていたモーグル競技での快挙だった!
 モーグルという競技をよく知らなかった私も、モーグルのエアの演技に
 に大注目!もともと採点競技は大好きである。これはハマった。
 なんと魅力的な競技だろう。

 里谷多英はむかって右のコースをスピードにのってに滑り降りた。
 第1エアーは「ツイスタスプレット(大きいダブル)」
 第2エアーは「大きなコダック」
 実況と解説が途中から夢中になって応援した気持ちがよくわかる。
 音楽のある採点競技では、よけいな解説や熱血実況は遠慮したい
 私だが、このときは一緒に熱くなった!
 里谷多英のメダルが確定するまで、ドキドキしながら待った。
 予選上位の選手の結果が出るたびに「もしかしたら金もあり?」
 という意識が高まる。
 金メダルが決まった瞬間、上村や他のモーグル男子選手と抱き合っ
 て喜ぶ里谷。モーグル選手たちが里谷の金を心から喜んでいるのが
 わかって、その姿が金メダルと同じくらい嬉しく感じる。
 この日はスキージャンプの船木和喜(233.5点(87.5m,90.5m))も
 銀メダルを獲得。
 スゴイ!スゴすぎるぞ、日本っ!!

 ●里谷多英の得点
 ・ターン:13.90(
カナダ:4.6,フランス:4.6,日本:4.7,ノルウェー:4.8,
            スイス:4.5

 ・エアー:4.95(ドイツ:4.96,オーストリア:4.94)
 ・タイムポイント:6.21(32秒10)
 1位:里谷多英 25.06点(ターン13.90、エア4.95、時間点6.21)

 7位:上村愛子 23.79点(ターン13.10、エア4.71、時間点5.98)

 岡崎の笑顔と荻原兄弟 ◆
 2月14日は朋美スマイルが全国を魅了した。
 岡崎朋美がスケート女子に短距離初のメダルをもたらしたのだ。
 彼女の笑顔は人を明るい気持ちにさせる力がある。
 この銅メダルで日本のメダルは4個目。メダルラッシュである!(嬉)
 
 ●スピードスケート女子500メートル
 3位:岡崎朋美  1分17秒10(38秒55(日本新),38秒55)

 5位:島崎京子  1分17秒68(38秒75,38秒93)
 11位:三宮恵利子 1分18秒56(39秒25,39秒31)
 12位:楠瀬志保  1分18秒80(39秒56,39秒24)

 この日、私の気持ちを1番掴んだのは、ノルディック複合個人の
 後半戦(距離)だった。
 ジャンプで3位につけた荻原次晴(弟)。9位と出遅れた荻原健司。
 団体やW杯では金メダルをとっている荻原健司もオリンピック個人
 ではメダルに手が届かずにいた。
 9位で1位との差は時間にして1分30秒遅れのスタート。
 この時点で健司のメダルは誰もがあきらめたといっていい。
 ノルディック複合への期待も、急速に萎んでいく。
 次晴は健司と双子なのに健司に間違われてばかりいる状態に奮起し、
 自分の名前を覚えさせようと(後日談)オリンピックに出たという。
 その兄をリードしての後半戦のはじまりだった。

 荻原健司の意地を見た。9位の健司は決死の追い上げをみせる。
 そして4位グループで、健司と次春はほとんど同位置につけ、共に
 走ることに。集団での駆け引き。残り1キロで抜き出たのは、兄、
 健二だった。9位の出発から5人の選手を彼は抜いたのだ。
 ゴールと共に力を使い果たした健二は、雪の上に倒れこんだ。
 荻原健司は4位、次春も6位入賞。
 メダルは大事だ。しかし、メダルだけがオリンピックではない。
 ノルディック複合個人は、私の記憶に鮮やかに残る競技となった。

 ●ノルディック複合(個人)
 4位:荻原健司 飛躍(9位)226.0点,距離(13位)41分12秒2
 6位:荻原次晴 飛躍(3位)232.5点,距離(23位)41分55秒4
 23位:古川純一 飛躍(4位)232.0点,距離(42位)44分42秒8
 38位:森敏   飛躍(34位)195.0点,距離(37位)43分53秒0

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 虜!(男子シングル) ◆
 2月14日。この日は注目競技が多くて困った日でもあった。
 フジテレビで放送されたフィギュアスケート男子シングル(フリー)の
 演技を見終えた私は激しく後悔した。
 「どうして男子シングルに注目してこなかったんだぁ!」
 伊藤みどり選手以来、主に女子シングルをを見、伊藤みどり引退後は
 女子もあまりみなかった私は、男子の素晴らしさに気付いてなかった。
 (この後リレハンメルのビデオテープを捜したよ)
 男子シングルについては、語りたいことが山ほどあるので、別枠で
 語らせてもらいます(笑)が、上位3選手の概要だけでも。

 なんといっても私を夢中にさせたのはフィリップ・キャンデロロ
 フリーの演技、ダルタニアン。3銃士の衣装で、見事なまでに音楽を
 生かしきった演出。ひとつの物語を4分30秒に凝縮させたストーリー性。
 ジャンプなどの技術では他のメダリストよりレベルが高くないと思える
 彼だが、その芸術性に完全にやられました。
 ショートプログラム5位から逆転で銅メダル獲得。
 ビデオテープが擦り切れるほど何度も繰り返し見てしまった演技。
 私にとっての長野オリンピック最高の選手は彼です!!

 1位はロシアのイリヤ・クーリック。4回転ジャンプも決めた
 演技はパーフェクト。
 すべての審査委員が1位の評価をだしたのも納得。
 まさに非の打ち所がありません!

 2位のエルビス・ストイコ(カナダ)。彼は足を痛めながら
 演技中はまったくそのことを感じさせなかった。
 演技が終わったあと、滑ることも苦痛そうで、表彰式もスケート靴を
 脱ぎ、足を引きずりながら、歩いて表彰台までむかった。
 彼の気力の強さに、拍手をせずにはいられない。

 ●フィギュアスケート・男子シングル
 1位:イリヤ・クーリック(ロシア) 1.5
 2位:エルビス・ストイコ(カナダ) 4.0
 3位:フィリップ・キャンデロロ(フランス) 4.5

 飛翔!(ジャンプ個人ラージヒル) ◆
 2月15日。原田が翔んだ。船木が翔んだ!
 26年も前の「日の丸飛行隊」となぞらえられてもわからないが、
 とにかくすごい。
 あんな高いところから飛ぶなんて・・・と、高所が苦手な私は
 ジャンプ競技を、まともにみたことはなかった。
 (この後、トヨタビッグエアーなどの飛ぶ競技も大好きになる)
 ジャンプ台を滑り降りて、風に乗るその姿は、人ではない別の生き物
 のよう。伸ばされた体。スキー板と一体になったような飛型姿。
 飛ぶことのできないはずの人間が空に浮く一瞬は美しかった。

 1回目のジャンプ4位の船木。原田は6位。岡部が2位につけた。
 原田は前回のリレハンメル以来、プレッシャーに弱いというレッテルが
 貼られているようだ。私は前回を覚えてないのでその意識はない。
 しかし、実況を伝える側からは緊張感が伝わってくる。
 原田の2回目ジャンプ・・・彼は大きくはばたいた!
 いつ降りるんだというくらいの大ジャンプ、長い長い滞空時間。
 大丈夫か?無事着地できるか?  着地に失敗すればおしまいである。
 「立て、立て、立ってくれっ!」実況が叫ぶ。
 原田は立った。
 しゃがみこむような姿勢から大きく両手を上げる。
 瞬間、歓声が彼を包んだ。
 計測できないくらいの大ジャンプ!
 計測が終わるまで、すべての選手の順位が確定しなかったほど。
 最長不倒136メートル!原田は銅メダルに輝いた。
 船木には安定感があった。原田と違い、落ち着いて演技を見ることが
 できる。世界一とも言われる美しい飛型ができる船木は、距離さえ
 とれれば、メダルは確実だった。132.5メートル!
 飛型点で満点をとり、船木は逆転でノーマルヒル以上の輝きを
 その手に掴んだ。
 尚、この日はスピードスケートの清水宏保が1000メートルで銅メダルを
 獲得している。

 ●ジャンプ・男子個人・ラージヒル
 1位:船木和喜 272.3点(126.0m,132.5m)
 3位:原田雅彦 258.3点(120.0m,136.0m)

 6位:岡部孝信 250.1点(130.0m,119.5m)
 47位:斎藤浩哉  79.5点(100.0m)2回目進出ならず

 ●スピードスケート・男子1,000メートル
 3位:清水宏保 1分11秒00

 11位:今井裕介 1分11秒96
 17位:堀井学 1分12秒40
 25位:野明弘幸 1分12秒68

 100個目の金メダル(ジャンプ団体) ◆
 2月17日。日本期待のジャンプ団体競技の日。
 長野オリンピックがはじまる前までは、ジャンプがそんなに人気で、
 そんなにメダルを期待されてるのを知らなかった。だがさすがに
 連日の報道にさらされれば、多少の知識は身についてくる。
 前冬季オリンピック、リレハンメルで金を期待されながら失速し
 銀に終わったことで、傷を背負っている原田。
 こんな過去を背負ってたら相当のプレッシャーだ。
 私なら逃げ出したい。しかし、傷を癒すのもまたオリンピックの舞台で
 しかできないだろう。
 岡部とはリレハンメルのときと同じくチームとして飛ぶことができる。
 原田はこの長野で飛ぶために、リレハンメル団体メンバー、西方仁也
 のアンダーシャツ、葛西紀明の手袋をかりた。再び共に飛ぶために。
 ジャンプは2回。そして、日本は最後に飛ぶ。
 強敵、ドイツが125メートル飛んだあと、良いとはいえない条件で
 最初の1本を岡部孝信が飛ぶ。121.5メートル。ドイツにつぎ2位だ。
 次の斎藤浩哉は130.0メートル!金メダルに着実に近づくジャンプ。
 そして3番手は原田。非常に条件が悪く、前に飛ぶ選手たちも
 100メートル前後の記録しかでていない。原田はジャンプ台を滑り降り
 ・・・失速した。
 悲鳴のような声が上がる。多くの観客がリレハンメルの悪夢を思う。
 79.5メートル・・・90メートルにも届かない失敗ジャンプだった。
 「もう一回あります」自分に言いきかせるように答える原田。
 そして、第1回目最後のジャンプの船木。固くなったかもしれないと
 いう解説の言葉どうり、船木にしては伸びない118.5メートル。
 日本はこの段階で4位となり、金メダルは遠くなったかに思われた。
 だが、選手たちはまだあきらめていなかった。
 2回目、原田と共にリレハンメルを経験した岡部が飛翔する!
 137メートルの大ジャンプだった。
 続く斉藤も横風の中、124メートルの安定したジャンプを決める。
 そして原田の順番がまわってきた。
 誰もが祈るように原田の成功を願った、その瞬間・・・
 「高い!高くて高くて..いったぁ!」
 原田は飛んだ!岡部と同じ137メートルを飛びきった!
 岡部らと抱き合い、涙をみせる原田。
 そして、最後の船木のジャンプを待つ。
 プレッシャーのかかる場面。(後に船木は「リレハンメルで最後に
 飛んだ、原田の気持ち(プレッシャー)がわかった」と語っている)
 しかし、船木は飛んだ。最大のプレッシャーの中、確かな結果を
 残す、125メートルのジャンプ。
 この瞬間、日本の金メダルが決まった。
 船木は両手を上げて膝をついた。
 その船木に原田が、岡部が、斉藤が走りよって抱き合う。
 雪の降りしきる会場で、観客は惜しみない拍手をメンバーに送った。
 インタビューの間も泣きつづけた原田。
 「俺じゃない、みんなの力」「(1回目が終わったときは)辛かった。また
 皆に迷惑かけるかと思った」「(2回目は)できる限りがんばろうと・・」
 テレビの前で私もうるうるきてたよ。
 良かった。ほんとうに良かった。
 おめでとう。岡部!斉藤!原田!船木!!

 この金メダルこそ、日本が夏冬通じて獲得した100個目の金メダル!
 100個目の記念に相応しい、最高メンバーが、最高のチームワークで
 獲得した金メダルだった。

 ●ジャンプ・男子団体(4人×ラージヒル)
  1位:933.0点
   岡部孝信 1回目:121.5m,2回目:137.0m
   斎藤浩哉 1回目:130.0m,2回目:124.0m
   原田雅彦 1回目:79.5m,2回目:137.0m
   船木和喜 1回目:118.5m,2回目:125.0m


 力走!(ノルディック複合団体) ◆
 2月20日。長野オリンピックもあと少し。
 メダルを期待する競技もほぼ終わり、この日の話題の多くは、
 フィギュアスケート女子シングルにもっていかれる。
 この日行われたノルディック複合(団体)後半。前回や
 前々回の冬季オリンピックのようにメダルを期待する人は少ない。
 しかし、個人戦のときと同じで、私の記憶に残る競技になった。

 前半のジャンプ結果で5位通過の日本チーム。
 (荻原次晴,森敏,富井剛志,荻原健司)
 後半のクロスカントリーのはじまりである。
 フィンランド、オーストリア、ノルウェー、チェコ、そして、荻原次晴が
 12秒遅れで出発した。
 クロスカントリーというのは過酷な競技だ。持久力勝負の耐久レース。
 次春は力走を見せた。オーストリアと競りながら3位で森にタッチ、
 と同時に雪の上に倒れこむ。
 トップのノルウェーとは差が広がったが、いい位置まで上がって
 きた。森もまた力走をみせる。一度は抜かれるが、抜き返して3位を
 キープ。トップのノルウェーは独走状態にはいっていた。
 3番手の富井は一時追い上げ2位の位置に。しかしフィンランドと
 フランスに抜かれ、4位となる。必死でついていく富井だったが、
 最終的に6位でアンカーの荻原健司に。
 富井は力を使いきったというように、雪上に倒れた。
 健司は走る。走り続ける。3位争いに遅れながら、ノルウェーが
 ゴールした後も。ドイツとの5位争い。必死の力走でドイツを振り
 切った。最後ゴールした後も苦しさにあえぐように下をむいた。
 選手たちはカッコイイ走りをしたわけではなかった。
 体力のすべてを使いきり、へとへとになりながら、必死で走った。
 その懸命な姿は、胸に焼きついた。

 5位入賞のインタビューを受ける選手たちの言葉。
 健司:「みんな力を出し切ったので、良かったと思います。」
 次晴:「メダルをとれなかったけど、チームとしてはせいいっぱい
 やったので、バンザイじゃないかな」
 森:「次さんがいい走りをしたのでそれにつなげようかなと思って、
 自分ではすごくいい走りができたと思います」
 富井:「全力で走ったんですけど、期待にこたえられなくてほんと
 申し訳ないと思ってます」
 健司:「まぁ、岡部さんのインタビューよりは巧くできたんじゃないかな。
 (インタビュアーは森選手を富井選手と呼んだ(笑))メダルとれな
 かったので、今後の大会でより上位を目指して、がんばります!」
 次春:「自分のやるべきことはやったと、満足してます」
 森:「ハードなコースなんで、最後まであきらめずにがんばって走れたと
 思います」
 富井:「(声援)力になりました。体がほんということをきかなかったんで、
 このままでは終われない。次がんばります」

 ●ノルディック複合団体
  5位:飛躍5位:223.3点,距離7位:55分57秒8
   荻原次晴 距離:13分55秒6
   森 敏   距離:14分4秒5
   富井剛志 距離:14分46秒9
   荻原健司 距離:13分10秒8


 メダルラッシュは最後まで (ショートトラック男子500メートル) ◆
 2月21日。メダルラッシュももうないだろうと、油断していたら
 ショートトラック男子500メートル競技で金と銅を獲得したという
 ニュースが流れている。日本、最後まで目が離せません!
 金メダル:西谷岳文、銅メダル:植松仁。
 このメダルで、長野オリンピックで日本人が獲得したメダル数が
 通算10個となった。

 ショートトラックという競技とはどんな競技なのか?
 スピードは「スピードスケート」より早いとさえ感じるのに
 勝負は「速さ」だけではつかない。
 そう、これはレース。速さより順位を競う競技なのだ。
 一緒に滑る相手との駆け引きも重要だ。油断もまったくできない。
 少しのミス、相手のミスが転倒を呼び、転倒してしまえば
 そこから巻き返すのはほとんど無理だ。(全員転倒なら別(笑))
 最後の最後まで何が起こるかわからないという、実に面白く、
 実にハラハラする競技なのだ。
 この競技も長野ではじめて興味をもった競技。
 長野では、冬季の知らなかった競技をたくさん知ることができた。
 冬のオリンピックは、面白い!

 ●ショートトラック男子500メートル
 1位:西谷岳文  42秒862
 3位:植松 仁   43秒713

 13位:寺尾 悟 1分5秒470(準々決勝敗退)


 長野で見た夢 (閉会式) ◆
 2月22日。20世紀最後の冬のオリンピック閉幕の日。
 熱狂し、興奮し、涙し、笑顔をくれた長野オリンピック。
 終わってしまうのが寂しい。
 日本選手の活躍が誇らしい。
 世界の選手たちが見せた素晴らしい力を忘れない。

 フィギュアスケート以外、ルールもろくに知らなかった冬の競技が
 これほど面白く魅力に溢れてたとは、日本で、長野で冬季五輪が開催
 されなければ、気付くことはなかったろう。
 アルペンではコースアウトするほど激しいスピードを見、ジャンプでは
 忘れ得ぬ感動をもらい、ノルディック複合やクロスカントリーでは
 過酷さに負けない強い精神力を見た。
 採点競技でもあるスノーボードやモーグルには魅せられ、スピード競技
 では速さに感嘆した。
 このオリンピックでなければ見なかった1番の競技は「カーリング」だ。
 ルールがまったくわからない地味な競技が、実は頭脳を使うユニークで
 面白い競技だと気付かせてくれた。
 いつか、日本がこの競技で1番になる実力をつけて欲しい。

 閉会式のテーマは「ふるさとの祭り」
 萩本欽一の司会。子供たちの参加は、洗練より素朴。
 クールよりほっとする暖かさがあった。
 これを好きかどうかは意見が分かれるところだろうが、この
 あたたかさと親近感は、戦い終えた選手たちのリラックスした
 笑顔と共に、胸に残った。

 ありがとう長野。
 ありがとう、日本の選手すべて。
 ありがとう、世界中の選手たち。
 ありがとう、協力したすべてのスタッフ、ボランティアの方々。
 私は冬季オリンピックが大好きになりました!


<付記>
 ラストの四季を表現した花火、凄かった。
 まさか最後「輪になって踊ろう」だとは!(笑)
 最高に楽しそうな祭りの終わりが素敵だった♪


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