エフェクター
Let's Play The Guitar
ギター、それは弾く者の感情を6弦の音として表現する楽器である・・・

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エフェクター


エフェクターとは、ギターとアンプの間に繋ぎ、音を歪ませたり、揺らしたり、残響音を出したりと色々な効果(エフェクト)を作り出す機械です。

種類として、
歪み:ファズ、ディストーション、オーバードライブ
揺らす:コーラス、フランジャー、フェイザー、トレモロ
残響音:ディレイ、リバーブ
その他:ワウ、コンプレッサー、リミッター、イコライザー、オクターバー、ピッチシフター、ノイズリダクション
などがあります。

エフェクターのタイプは
単体で機能が違うコンパクト・エフェクター

各エフェクト機能を一つにまとめたフロア式マルチエフェクター


プロや自宅録音(宅録)で使用するラック式エフェクター(マルチとそうでないものがある)


などのタイプがあります。

マルチエフェクターについてはマルチエフェクターのページで解説します。
また、各エフェクターの繋ぎ方はつなぐのページで解説します。

エフェクターの種類・機能

歪み系(ダイナミクス)
ギターの音を歪ませるためのエフェクターです。
歪みはアンプでも作れるのですが、さらに歪みが欲しい時に使用します。



ディストーション

ギターの歪みといえばこのエフェクターでしょう。 主にギターソロや、重厚なリフを刻む時に使用します。
歪んだ時に音の粒が荒いため、コードカッティングやアルペジオには向きません。



各調整ノブ(以降パラメーターという)は写真のような構成で、
LEVELが音量調整GAINが歪み調整TONEが音色調整です。

LEVELは、基本的にエフェクターのオン・オフ時が同じ音量になるように調整します。
ギターソロの時だけ使うという場合は、オフ時より少し大きめに調整しておくとギターソロが際だちます。
ヘビーな歪みを求める人には、メガ・ディストーション メタル・ゾーン といったモデルもあります。

GAINの設定はほとんど個人の好みですが、あまり歪ませすぎると音が割れて不快な音になります。
またGAINの上げすぎはハウリングの元なので、注意が必要です。
バンドで使う時は全体のバランスを考えて調整しましょう。

TONEは音の明るさの調整で、これは完全に個人の好みですね。



オーバードライブ


ディストーションに比べて軽めの歪みになります。 コードカッティング向きですね。
パラメーターはディストーションと同じか、TONEがないものもあります。

GAINを0に設定して、ディストーションなどの前に繋ぎ、ブースターとしても使用できます。
ディストーションで歪みを作り、ここ一発でオーバードライブを踏むというギタリストが多いですね。
ぜひ持っておきたいエフェクターです。



ファズ


最初に開発された歪みエフェクターで、ジミ・ヘンドリックスが使っていたことで有名です。
ギターソロやリフに使いますが、かなりクセのあるエフェクターで、荒々しい歪み方をします。
各メーカーで歪みの質が違い、オーバードライブのような感じのものもあれば、かなり耳につく歪み方をするものまで様々です。
パラメーターはLEVELがないものもあり、GAINの調整もかなりシビアです。

歪み系エフェクターを使ってギターを弾くと、サスティンが伸びて自分が上手になったような気がします。
特に、コードがきちんと押さえられてなくてもそれなりの音が出るので、注意が必要です。
自宅で練習する時は、歪みを使わずにキチンと音が出せるように練習しましょう。




揺れ(モジュレーション系)
ギターの音を揺らしたり、音を遅らせて重複させるエフェクターです。
上手に設定すればキレイな音になるのですが、効かせすぎると気持ちの悪い音になります。



コーラス

コーラスは音を遅らせたり、揺らせたりすることで音に広がりを出すためのエフェクターです。
クリーンな音で上手に設定して、アルペジオなんか弾くと何とも気持ちが良い音がします。
フルアコ・セミアコやエレアコなどに使用するととても心地よいです。
だいたいは、1曲の間かけっぱなしにして使います。
元はローランドのアンプJC(ジャズ・コーラス)に搭載されていた機能を取り出したエフェクターです。



パラメーターは、RATEが揺れのスピード調整、DEPTHが揺れの深さ調整です。
基本はクリーントーンで、RATE・DEPTHのどちらも薄めにかける方が心地よい音になります。
RATEを上げすぎると、相当気持ちの悪い音になってしまいます。(頭の中まで揺れるような・・・)



フランジャー


コーラスに比べて強烈な揺れを発生させるエフェクターです。
音の揺れ方が激しく、ジェット・サウンドといわれるうねり方をします。
基本的にコーラスと違い、かけっぱなしではなく、ここ一発の時に使います。
歪み系とあわせれば強烈なジェット・サウンドが、クリーンでは独特のうねりが生み出せます。
しかしコーラスと同じで深くかけすぎると気持ち悪くなるので、注意が必要です。

パラメーターは、RATE・DEPTHの他にメーカーによってFEEDBACK・DELAY TIMEなどがあります。
FEEDBACKはクセの強さを調整します、深くかけるに従ってジェットがより効果的になります。
DELAY TIMEは音を遅らせる時間の調整です、だいたい1/1000秒〜20/1000秒位の間で調整できます。



フェイザー

フェイザーは、ロータリー(回転)スピーカーの効果を得るためのエフェクターです。
昔のオルガンに用いられていた、レスリーという回転するスピーカーの音をシミュレートします。
かなり個性的な音ですが、ギターソロにも、歪ませたコードカッティングにも使えます。
エディ・ヴァン・ヘイレンが好んで使っています。

フェイザーは、位相器と呼ばれる回路を切り替えていくことで効果を変えていきます。
位相器には4段、6段、8段、12段などがあり、段数が増えるに従ってフランジャーに似た効果になります。
パラメーターは、RATE・DEPTHで、メーカーによってはPhase(DEPTH)だけのものがあります。



トレモロ・ビブラート

音程を上下させるような揺れの効果を得るためのエフェクターです。

トレモロは、ストラトキャスターなどのトレモロブリッジを動かした時のような効果が得られます。
フェンダーのアンプに搭載されていた機能を取り出したエフェクターです。
ベンチャーズなどのサーフサウンドによく使われます。
特に、全音符で音を伸ばす時に、揺れのスピードを速くして使うと効果的です。

ビブラートは、人の指で弦を上下に揺らす効果が得られます。
アルペジオやゆっくりめのコード弾きの時などに使われます。
かけ方が効果的だと、とても心地よいエフェクターです。

パラメーターは、RATE・DEPTH・TONEです。


揺れ系のエフェクターは効果的に使うととても心地よい音であったり、個性的な音になったりしますが、深くかけすぎると、とても気持ち悪く、非常に不快な音になります。
歪み系エフェクターよりもセッティングが難しいかもしれません。


残響音(アンビエンス系)
ギターの音を響かせたり、山びこのように繰り返したりするエフェクターです。
効かせすぎない限り、かなり心地の良い効果が得られます。



ディレイ

ディレイは山びこのように、音が遅れて(英語でディレイ)何度も繰り返す効果を得るエフェクターです。
音を遅らせ繰り返すことで、音に奥行きを持たせます。
クリーンサウンドで、ギターソロやアルペジオの時に使うとかなり心地良いです。
相当変なセッティングをしない限り、気持ちの良い効果が得られます。

ディレイにはデジタルとアナログがあります。 違いは
音質がアナログの方がやわらかい感じがします。
デジタルはかなり細かい設定が可能で多機能です。

パラメーターはDELAY TIMEが遅らせる時間の調整、FEEDBACKが繰り返しの回数の調整です。
デジタルディレイはDELAY TIMEがかなり細かく調整できます。
ディレイは、設定次第でかなり使い道の広くなるエフェクターです。



リバーブ

お風呂で歌を歌うと気持ちよく響きますよね、あれが残響音で、その効果を得るエフェクターです。
カラオケではエコーをかけます、あれがリバーブの効果です。
このエフェクターも、使うと気持ちの良いエフェクターです。
野外でライブをする時など音が反響しない時に威力を発揮します。
あと、自宅で録音(宅録)する人は必要ですね。

代表的なリバーブは
ホール・リバーブ:コンサートホールなどのエコーの混ざった長い残響音をシュミレート
ルーム・リバーブ:ライブハウス程度の部屋で響かせた比較的短い残響音をシュミレート
プレート・リバーブ:金属板を振動させた硬めの短い残響音をシュミレート
の3種類があります。

パラメーターは、TIMEが残響時間の調整、HALL・ROOM・PLATEは上に書いたリバーブの選択です。
メーカーによってはリバーブを重ねる量を調整するMIXがついているものがあります。

残響系エフェクターは、揺れ系エフェクターとともに設定次第で用途がとても広くなります。
両方をあわせて空間系エフェクターと呼ばれ、さまざまな使われ方をしています。
使い方について説明を始めると、とても長くなるので、近々マニアックなページを増やしたいと思います。



その他

ワウ

ワウはペダル型で、ギターを弾きながら踏み込んだり戻したりすると「ワウワウ」という音がします。
ワウは足で音の周波数を操作できるフィルター系エフェクター(音色を操作するもの)です。
ギターソロにも、コードカッティングにも使えます。
エリック・クラプトンが、クリーム時代にホワイト・ルームという曲で使って一般的に広まったらしいです。
最近ではB'zが時々使ってますね。

離したら元の位置に戻るタイプと、自分で元の位置に戻さないといけないタイプがあります。
パラメーターは特にありません。

ペダル型でないオートワウ というタイプもあります。
足で操作するかわりにピッキングに合わせて自動的にワウワウしてくれます。
パラメーターは、SENSITIVITYで感度を調整、ATTACKでワウの伸び具合を調整、POLARITYでワウの方向を調整します。



コンプレッサー

音を圧縮(コンプレッション)するエフェクターです。(歪みではないけどダイナミクス系)
効果をあまり知らずに使うと、かかっているのかどうか分からない地味なエフェクターです。
このエフェクターを使うことによって、大きな音は小さく、小さな音は大きくと音の大きさが均一化されます。

上手な人とセッションする時と、普段のコードカッティングに最適です。
ただし、コンプレッサーを多用していると、ピッキング・ストロークが上達しないので注意が必要です。
パラメーターは、SENSITIVITYで圧縮の量を調整、ATTACKで圧縮されるまでの時間を調整します。



リミッター

リミッターは、主にベーシストが使う、大きな音だけを圧縮して均一化するエフェクターです。
他のエフェクターの前に繋ぎ、必要以上の歪みを押さえるために使用します。
アタック感が失われるので、ギタリストにはコンプレッサーの方が良いと思います。

パラメーターは、THRESHOLDで圧縮の境界を調整、RATIOで音を圧縮する比率を調整、ATTACK TIMEで音が圧縮される時間を調整、RELEASE TIMEで圧縮状態から通常に戻る時間を調整、LEVELで音量を調整します。



イコライザー

イコライザーは、高音から低音の各周波数帯を調整し、音色の補正に使用するエフェクターです。
イコライザーには、パラメトリックとグラフィックの二つがあります。

パラメトリックは、いくつかの決まった周波数(低域、中域、高域)を上げ下げする事で、音色を調整します。
グラフィックは、ある範囲の間で、調整する周波数を設定できるものです。
ギターの音を細かく調整するのであれば、パラメトリックが良いと思います。

イコライザーの調整次第では、歪み系エフェクターのキャラクターを変えてしまうことができます。
例えばディストーションの歪みの耳障りな部分を消して、まろやかな歪みに変えることができます。

パラメーターは、各スライダーで音色の調整、LEVELで音量を調整します。
すべてのスライダーをフラットにして、LEVELだけを上げればブースターとしても使用できます。



ピッチシフター

短音を和音に変えてくれ、音程も自由に変えられるエフェクターです。
原音に対して度数を指定したり、オクターブを上げたりすることで一人でツインリードギターができます。
コード弾きに対しても反応して、音を重ねてくれます。
曲のスケールを指定すると、ハモリをつけてくれる、インテリジェントピッチシフターというのもあります。
ただ、原音に対して3度上を指定して弾くと、原音によっては理論上あり得ない音を発する場合があります。

パラメーターは、PITCHで音程を半音単位で調整、FINEで細かく音程を調整、DELAY TIMEで音の遅れを調整、FEEDBACKで音程を変えた音が入力音に戻される量を調整、MIXで音を重ねる量を調整します。



オクターバー(ハーモナイザー)


弦の振動から、2分の1・4分の1、最高で2倍もの周波数の波形を作り出し、原音に重ねあわせて重厚なサウンドを作るエフェクターです。
ギターソロの時に使用することで、ツインリードギターになります。コードカッティングには使えません。

上のピッチシフターと似ていますが、ピッチシフターは原音によっては理論上あり得ない音が出るため、不協和音が生じる場合と、発音が遅れる弱点があります。
逆にピッチシフターはコード弾きにも反応してくれますが、オクターバーはコードに対しては全て不協和音になる弱点があります。

パラメーターは、PITCHで原音に対する度数を設定、KEYでスケール音の設定をします。



ノイズリダクション・ノイズゲート


ノイズリダクションは、ギター音のノイズを除去するエフェクターです。
たくさんエフェクターを繋いだ時などに発生するノイズを取り除いてくれます。
ノイズゲートは、演奏していないときの音量を自動的にゼロにしてくれるエフェクターです。

ただ、どちらも安いモデルだと音ヤセしたり、原音まで損なう場合があります。
パラメーターは、Thresholdで取り除くノイズの量を調整します。



あまり見かけないエフェクター
金属的な音を出すかわりに音程がムチャクチャになってしまうリング・モジュレーター
こもった原音に高音域の音を加え、音を前に出すエキサイター(エンハンサーとの呼び方もあり)
アコギの音を真似る(シミュレート)ためのアコースティック・シミュレーター
主に録音を目的に開発された、名機といわれるアンプを真似るアンプ・シミュレーター
などがあります。

アンプ・シミュレーターは、ライブでも使われますが、最近は自宅での録音時によく使われます。
有名なメーカー・モデルではLINE6のPOD6・PODxtなどが自宅録音をする人達に大人気です。


エフェクターをもっと知りたい


ひと言
エフェクターはギターの音を、より多彩に表現するための機械なので、アンプ直の音が好きな人は使う必要はありませんし、絶対に必要な物でもありません。

私も個人的にはアンプ直が好きなのですが、楽に音作りがしたいのと、腕がショボイのでエフェクターを使っています。(オーバードライブとクリ−ンブースター)

エフェクターは使いこなせば素晴らしい演奏ができる魔法の箱ですが、エフェクターに頼るような練習・演奏はしない方が良いでしょう。
とはいっても、色んなことができて楽しい機械なんですけどね。

ちなみに、私は今までにコンパクトを20個程度、マルチを4台買いました。

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