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チャガ―チン フーギン ドー
(さすらい人の祈り)

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作詞:M・ジャラフォンガー
作曲:オットホンバイラ
日本語訳:加藤 貞敏


あの雲の遥か向こう
この世が過去に繋がっている
祖先が歩んだその道に
私のふるさとがある
そこは天と地が繋がるところ
そこは人と動物が助け合うところ
チンギスハーンの愛が宿る
聖なるところが私のふるさと
帰りたい 戻りたい
心安らぐあの土地に
帰りたい 戻りたい
さすらうわたしの祈り

お父さんは家を建てた
大切な息子のためにと
お母さんは天地に祈った
愛する子らのためにと
私を包み込んでくれるのは
生まれ育ったふるさとだよ
私がずっと暮らしたいのは
愛があふれるモンゴルの草原だよ
帰りたい 戻りたい
心安らぐあの土地に
帰りたい 戻りたい
さすらうわたしの祈り
紹介文

加藤 貞敏

ぐるっと360度見渡す限りの大草原
遊牧の民モンゴル人が今や定住の民となった
東京をはじめ世界の都市に進出しているモンゴル人
その人々は文明を享受し楽しい生活を送っているのだろうか
大草原は冬−40度にもなる
ここ数年旱魃も続いている
牧草の生育も良くない
それでも馬に乗り牛を追い羊を追う
暮らしていくには厳しすぎるふるさとだ
世界中の文化的生活のしわ寄せは
それらの生活とは縁遠い人々にも押し寄せている
この歌はモンゴルを出たモンゴル人の本音である
作詞したジャラフォンガーさんは
内モンゴルでも有名な学者であり小説家である
作品は学校の教科書にも採用されている
そして民族の誇り高き 熱きモンゴル人である
作曲をしたオットホンバイラもまた然りである
情感豊かな詞の中に 心を揺さぶる旋律の中に
遠く大草原を想うモンゴル人は涙せずにはいられないであろう
さらにはモンゴル人ならずとも心の琴線に触れる歌である
声量豊かなオルティンドー歌手のオットホンバイラが
心をこめてお届けする
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