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「わたしは蝶蝶(ちょうちょう)か」

井上ひさし

  ある日のこと、科学者の友人から葉書が一通ひらりと舞い込んで、そこにはこう書いてありました。

 「海峡の北の海辺で蝶蝶が数羽、飛び戯(たわむ)れている。彼らの羽の動きがあたりの空気をわずかに震わせる。それだけのことで終ってしまうのが常(つね)だが、しかしじつにしばしば、その空気のかすかな動きが次つぎに伝わって行って大きな波動を呼び、ついには気圧図をも変えて、海峡の南に大嵐を発生させることがある。――これをバタフライ効果といって、近年、注目を浴びている理論です。あなた方の活動を新聞で読み、この理論を連想しました」

 なるほど、わたしたちは蝶蝶か。それならば野山の緑に、浜辺の青に染まって飛ぶ蝶になろう。そうして一人でも多くの、志ある方がたに加わっていただいて蝶蝶の大群となって、鎌倉に、いや日本に、そればかりかこの大切な水惑星地球に緑の大嵐を起こしたいのです。




井上ひさし 特別展

   日時  4月 20日(土)〜6月 9日(日)

          ≪休館日 月曜日、4/29、5/6は開館≫

          9:30 〜 17:00

   場所  神奈川県立 神奈川近代文学館(横浜・港の見える丘公園内)

              пF045-622-6666

              http://www.kanabun.or.jp

   井上ひさしさんの数多くの作品のうち、「ユートピア」にしぼって展示します。

   展示の最後の部分で、社会活動を紹介します。

   そのひとつが、わが『NPO法人 鎌倉広町台峯の自然を守る会』にかかわるものです。

     ◎展示予定資料

     1.会のアピール原稿(自筆のもの)

     2.NPO設立記者会見での写真(共同通信社提供)

     3.井上ひさし文章教室参加者の作文に、朱筆を入れたもの

     


今の状況

◎田や畑は、春を待っています。

 散策路は歩きやすいように、ロープを張ったり、坂道に段々をつくる作業がすすんでいます。

 自然観察は、特にホタルの生育のために、小川にかぶさっている草木の刈り取りなどをしています

 

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