エゾフクロウ1  (フクロウ亜種)


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撮影&文:じいちゃん先生

〜 森の狩人 エゾフクロウ 〜

エゾフクロウ1
エゾフクロウ2
エゾフクロウ3

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 ここはエネルギー政策の転換によりなくなったとある炭鉱の町である。全盛期には人口5万人もいた町が、今では1万人を切ってしまった。
 その町の神社の境内やそのまわりにエゾフクロウがすむと人はいう。
 そこには、シナやハルニレなどの大木が所狭しと繁茂(はんも)する。ここでエゾフクロウに会うことになる。

エゾフクロウ (本州にすむフクロウの亜種)
 フクロウ目フクロウ科  大きさ 50cm 翼開長98cm 留鳥 分布 北海道
 北海道で繁殖するフクロウ。本州のフクロウと比べて、全体に白っぽく、美しい大きなフクロウだ。日本には4亜種がいるが、北のものほど白っぽく、南のものほど濃い褐色になる。虹彩は黒褐色で、光ると橙(だいだい)色。耳角がなく丸い頭をしている。(※ フクロウのページを参照して比べてみてください。)
 ゴウホウ ゴロッケ ゴウホウとなく。単独か、つがいで生活。大樹の樹洞(木の大きなうろ)などに営巣。夜行性で、夕方から活動をはじめ、ネズミや小鳥を捕って食べる
 ウォッチングのコツ・・・留鳥だが夜行性。偶然の出会いはありそうでなかなかないもの。じいちゃん先生を見本にするなら、探鳥地で出会ったいろんな人たちと仲良くなり、情報を集めてみよう。今回のリポートのように、毎年繁殖しているようなところは有名なので、だれか教えてくれるかもしれない。そして、現地ではカメラマンを探してみよう。たくさんのカメラマンがじっと一本の樹の前で待っていたら、そこにフクロウ類がいるかもしれない。
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 すると、どこからか「ゴロッホ・ホー・ホー」と低音で鳴くもう1羽のフクロウがいることがわかる。鳴き声のほうを探すが姿がない。あちこち探し求めた。
 針葉樹のトド松は、葉がじゃまをして、探すのに時間がかかる。トド松の根元に立ち止まり、チョッと頭のうえに目をやると、なんとそこに眼をらんらんと輝かし、下を見下ろしているもう一羽のエゾフクロウが枝に止まっているではないか。
 「おはよう。よろしく・・・。」眼をパチクリ・・・なかなかいい顔をしている。
 あまり刺激をしなように、今日のところは、この場を離れる。

 2週間後ふたたびこの場を訪れる。今回は2回目なので、すぐ2羽のエゾフクロウを見つけることができた。なかよくトド松の枝に並んでいる。久しぶりに朝早くきたので「おはよう・・」声をかけるが、恥ずかしいのか後ろをむいたり下をみて、照れている。

 エゾフクロウは、留鳥で大体はこの近辺にいる。夜中にかけ、「ホホ、ゴロッホ、ホー、ホー」と良く鳴く。
 5月になると、営巣して抱卵、ヒナがかえり巣立ちするまでエサを運ぶ。ヒナの数は、ここでは1〜4羽、普通は2〜3羽だそうな。6月にはヒナが姿を見せる。地元の人は、去年は1羽、その前の年は4羽生まれ、飛び立ったよ」と教えてくれる。
 フクロウは、「不苦労」と書いて苦労知らず。福を運ぶとりで縁起のいい鳥として重宝されてきた。

 皆さんにもこの機会に、是非とも福をもたらして欲しいものと思う!!

 

 最初はなかなか見当たらなかったが、探しているうち、太いカツラの樹洞に眠っているエゾフクロウを見つける。
 「オ〜イ、眼をあけ教えておくれ、相棒はどこにいる?」「ウ〜ン、ムニャムニャ・・・」
 しばらく会話・・・でなく鳥話に耳をかたむける。
 「おいおい、ちょっと静かにせんかいな?」「はい、チョッと待ってね。」「いつまで体をかいているんだい?ダニでもついたかね?」
 エゾフクロウは雄弁である。イヤイヤ、エゾフクロウの表情がそう思わせるほど豊かなのである。

↑ 樹洞にエゾフクロウ発見!

↑ 少し離れたトドマツにもう1羽

↑ ようやく仲良しツーショット!

↑ じっとしていてもあきない、いろんな表情。

↑ 今年も元気なヒナを!

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