ヘビ亜目ナミヘビ科  大きさ 40cm〜60cm   分布 本州、九州
 体の小さなおとなしいヘビ。水田や畑、森などで、カエルやミミズなどをとって食べる。名前の由来が、かまれたらその日ばかり・・ということらしいが、毒はないし、襲ってくることはない。単独で生活、朝、夕に主に活動する。 
ウォッチングのコツ・・・里山の周辺はよく路上で車に轢かれたヒバカリを見る。おとなしくおく病なこともあり、なかなか見つけることが難しい。平成17年は10月になって茨城、栃木で2週連続ウォッチングに成功した。どちらとも里山でオサムシなどの甲虫探しをしていたのだ。意外だけど、秋のオサムシ探しと相性が良いようだ。
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ヒバカリ

平成17年10月 茨城県つくば市

 ヒバカリは無毒のおとなしいヘビである。が、その昔、このヘビには毒があると思われていて、かまれると「そのひばかり」の命という意味で名づけられたそうな。くりかえすけど毒はない。おく病でなかなかお目にかからないほうのヘビだ。でも、ジムグリやシロマダラなどに比べると、けっこう市街地にも生息しているから、たぶん珍しいヘビではない。

 よく見かけるのは里山の周辺の路上。たいていぺっちゃんこにつぶれている。運動神経が鈍いんだろうか。
 生きた個体にはなかなか会えないヒバカリであるが、平成17年は4個体に会った。が、ぺっちゃんこはその倍は見た。

 首の白いラインが特徴。つかまえてもぜんぜん嫌がっているようには見えない。もしかしたら、君、くつろいでる?

 雨の中、花壇の脇の切り株をどかして甲虫(オサムシとか)を探していたら、いきなりヘビが昼寝中。よく見るとヒバカリだ。しかも2匹!んー、ラッキー。1匹はあわててすぐ逃げたけど、写真のこいつはしばらく動かない。このまま冬を越すつもりだったのか?
 

 ごらんの通り、あまり大きくない。大きい個体はあまり見ないから、これがポピュラーなサイズかもしれない。あれれ、写真をよく見ると逃げようとしてるみたい。やっぱりつかまったら嫌だよね。

平成17年10月12日 栃木県大平町

これは幼蛇。たぶん今年産まれたヘビだろう。小さくても首の白線はしっかりある。

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←ヒバカリがいたU字溝

 このU字溝の落ち葉を木の棒などでどかしていく。落ち葉の中にはオサムシ類やオオセンチコガネ、カタツムリ、ミミズなどがたくさん。ときおりサンショウウオ類やヘビもいるし、夏はヒキガエルなんかもけっこういる。沖縄などの南の島では、天然記念物級のレアな生き物もこうして探す。
 いろんな生き物がたくさん見つかるので、興味のある人は挑戦してみよう。

←ちびヒバカリ

 落ち葉の中にはオサムシなどの甲虫類がたくさんいる。
 秋の終わりに甲虫探しをするのが、このヘビのウォッチングには一番の近道かもしれない。

←ヒバカリ生息地の様子

 ヒバカリが寝ていた切り株。一生会うこともない、図鑑の中だけのように思っていた生き物が、こんな身近で、ありふれたところにいたりするもんだ。

←ヒバカリ2匹

 なかなか見かけないヒバカリを2匹同時に発見。
 友人たちと生き物の話になっても、「でもわたし、ヘビが大っ嫌い!」なんて言われてしまう。世の嫌われ者の代表みたいなヘビだけど、たまにはこんなかわいいヘビもいる。うそだと思ったら触ってみるといい。もちろんヒバカリに限ってだけど・・・・・。
 生き物苦手の人はまず、ヘビのクリアが必須。そしてヘビのクリアにはヒバカリを触ってみることから始めるといい。

←車にひかれたヒバカリ

 周辺の道路で8月に撮影した轢死体。この日、周辺には何匹もぺっちゃんこになったヒバカリがいた。よっぽど運がないヒバカリなのか、ひかれるくらいたくさん住んでいるのか・・・。
 ヘビのみならず、毎日たくさんの生き物が車の犠牲になっている。

平成17年6月  埼玉県久喜市

 下のヒバカリは意外なほど市街地で捕まった。でも、詳しい話は載せられない。なぜなら、このヒバカリは今もとある家のどこかでひっそり暮らしているはずだからだ。
 おとなしいヘビだからといって、家に持ち帰るのは厳禁! ヘビはとっても器用だから、ちょっとした隙間でも見事に逃げ出してしまう・・・。このヘビのように。