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『くさひばり』の由来
司馬遼太郎作“竜馬がゆく”より
「おや、京でも草雲雀が鳴くのか」竜馬は枕の上で耳を澄ました。草雲雀は鳥ではない。草の虫であった。夜が明け染めるとき、暗闇の中で鈴を鳴らすような声で鳴く。竜馬の若いころ、乳母のおやべさんが「草雲雀は小柄ながらも夜を明けさせるのでございますよ。坊ちゃん」と話してくれた。その虫であった。(俺も草雲雀だな)竜馬はねむった。
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